言語は話者が死ぬもしくは現代社会に行こうする際、絶滅の危機に瀕する。チョロキーはそんな言語の一つだ。

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 1830年、12万5千近いのネイティブ・アメリカンが合衆国南東部に住んでいた。しかし1838年には強制的に西部に移動させられた。死の冬の中、1万5千人を超えるチョロキー族がオクラホマ州に歩いた。
約5千人のチョロキー族が死亡したとみられる。彼らの子孫は今のチョロキー先住民だ。ツァリという名の指導者のもとにいたチェロキー族は立ち退きを拒否した。

紛争があり、殺された兵士もいた。その軍隊はツァリに、降参して軍人の死で贖えば他のチェロキー族は祖国に留まることができると話した。

ツァリは降参し、彼の信者が留まるために撃たれた。彼らの子孫は今日のイースタン・バンド・オブ・チェロキー・インディアンだ。ツァリは英雄として記録された。

東部は、彼らの文化を生き残らせ続けるために抗った。しかし20世紀末まで、子供はもはやその言語を学んでいなかった。チェロキーは絶滅の危機に瀕していた。

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チェロキー語だけが絶滅の危機にある言語ではない。この1世紀に渡り、約400の言語–3ヶ月ごとに約1つ–が失われたと言われている。今世紀末までに、世界の6,500の言語のうち50%が消失するだろう。

米国とカナダのほとんどの少数派言語が危険にさらされている。言語は様々な理由で消えていく。国の有力な言語は多くの場合、大帝国の都合で決まる。国が他国を支配すると、敗戦した国はしばしば侵略国の言葉を取り入れて公用語にする。そのような理由から中南米のほとんどの国はスペイン語が使用している。

公用語を話すことは、仕事、教育、機会を得るための鍵となる。移民族は成功の機会を狭める可能性があると考え、子供たちに母国語を教えないこともある。しかし、ごく少数の人々が話す言語が失われたとして、本当に問題であろうか?あなたがどう考えようとも、言語の消滅は単に避けられない現実ではないのだろうか?

言語が失わせることのできないもっともな理由がある。言語は私たちを他のすべての生き物との異なるものにしています。さらに、独自の文化を保つためには、自分の言語がある必要がある。

それは保護されるべきではないだろうか?

NEW WORDS and PHRASES
dominant:支配的な huge:強大な empire:帝国 defeat:倒す adopt:適応する invade:侵略する official:公式のcentral:中央の immigrant:移民 limit:制限する whatever:どうであれ extinction:絶滅 furthermore:さらに

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言語を失うときは常に私たちは世界の独特な見方、つまり独自の文化を失うのだ。チェロキー語は言語が文化をどのように支えるかを示している。
それは、植物、動物、および人々に関する古代の知恵を保護している。チェロキー語は、植物を特定するだけでなく、食べるのに危険を伴わないかどうか、そして薬として使うことができるかを伝えている。

チェロキー語には、人々がどのように行動するかを説明する独特な方法があるのだ。英語では約25%の単語しか動詞ではないが、チェロキー語の75%は動詞だ。それらは何が起こるかだけでなく、誰が行動しているのか、そしてまたは何に作用しているのかを伝える。

たとえば、「弁護士」と「警察官」という言葉を例に上げよう。チェロキーの人たちは、弁護士を「目的をもって意図的に論争する(人)」、そして警察官を「善のために最終的に悪いことを行った人を捕まえる(人)」と言う。

書くことは文化を守る一つの方法だ。それがなければ、ひとたび最後の話し手が死ぬと、言語は永遠に失われる。そのため、1821年にチェロキーの学者であるセコヤによって書記システムが導入されたのは幸運だった。

しかし、書面でのみ言語を保護するだけでは十分ではない。言語を生かし続けるためには、人々は話し言葉を定期的にコミュニケーション手段として使用する必要がある。*regular means:定期的に、通常は

NEW WORDS and PHRASES
whenever:いつでも preserve:保存する verb:動詞 upon:上に lawyer:弁護士 argue:論争する forever:永遠に therefore:よって fortunate:幸運に scholar:学者 document:書類 regular:定期的な

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言語学者は、辞書を作ったり歴史や物語を記録したりすることによって、危機に瀕する言語を保存するための役割を担う。チェロキー・インディアン・イースタン・バンド自身は、自分たちの言語を復活させるための役割を担っている。

彼らは毎日のコミュニケーションのために、そして科学と数学の議論のためにそれを使用しています。彼らはチェロキーを救うための志の高い計画を持っている。学校では同化計画が開始された。

高校の授業は現在、チェロキー語で教えられている。卒業時には、学生はチェロキー語を話す必要がある。チェロキー語は地元の大学でも提供されている。チェロキー語は誰もが期待していたより早くIT時代に進出している。

現在、コンピュータプログラムでチェロキー語を使うことができる。チェロキー文字でメールを送るアプリケーションがある。自分の言語を保護することは、チェロキー族にとって生死のかかった問題なのだ。
近年、チャド・スミス族長のように語った。

「わたしたちの遺産を忘れないでください。あなたの子供たちにそれをより強く伝えてください。チェロキー族が再び笑って、話し、歌えるように。私たちの歴史を知られ、議論されるように。私たちの知恵で生きましょう。民族として死なせたりはしません。」

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linguist:言語学者 ambitious:野心的な immersion:同化 graduate:卒業 advance:先行する text:文章 chief:長 legacy:遺産

Optional Reading

Reviving Warrongo

チェロキー語だけが絶滅の危機にある言語ではない。

世界中で人々は伝統言語の復活の活動をしている。日本人言語学者の角田太作もその一人だ。

1971年、学生だった頃、角田はオーストラリアの北クイーンズランドで実地調査しに行った。そこで彼はアルフ・パーマーという名の男とあった。彼は、この地域で原住民が話すワルング語を流暢に話せる最後の話者だった。

角田は思い出す。「彼と実地調査をしていた時、彼はこう言ったものだ。『私はワラング語を話す最後の人間だ。私が死ねばこの言語も死ぬ。私の知っていることを君に全て教えるから、正しく書き留めてくれ。』」

角田はその言語を保存しようとして、ついにはワロング語の辞書を作り、ワロング語の文法(2011)という本を書いた。この本は彼の師であるアルフ・パーマーに捧げられた。

30年語の2002年、北クイーンズランドにあるワロング語のコミュニティが、彼らにワロング語を教えに戻ってきてくるよう角田を招待した。アルフ・パーマーは1981年に亡くなったため、ワラング語の流暢な話者はもはやいなかった。角田だけが、ワランゴ人に先祖代々の言語を学ぶ手助けができる唯一のワランゴ語話者だった。角田はワランゴ人に暖かく迎えられた。彼は遺産的言語を彼らに教えることで感謝を示した。

北クイーンズランドでのとある滞在の間、角田はパーマーの墓に訪れた。そこでは彼は師であるアルフ・パーマーに自分が言語を復活させていることをワラング語で話し、ワロング語の文法の本を彼に見せた。

言語はあなたと先祖をつなぎ、それは非常に大切なあなたのアイデンティティーの一部だ、と角田は言う。

彼はこう説明する。「言語は容器のような何かだ。言語が消えたとき、伝統知識を伝えるのが非常に困難となる。他の言語に翻訳しえないある種の文化の側面がある。」